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ルピシア本社の移転決定! 移転先はニセコ

先月の初め、ルピシアの自由が丘本店が移転するという記事を投稿しましたが、それから半月ほどが経った6月27日、北海道新聞に次のような記事が掲載されました。

 

茶類販売大手のルピシアは26日、臨時株主総会を開き、本社を現在の東京都渋谷区から後志管内ニセコ町に移転することを決めた。管理部門や商品開発などの担当者をニセコ町に移し、今冬までにグループ全体で100人規模の拠点にする。来年には新たな本社棟を町内に建設。コロナ禍で都市部中心の働き方が見直される中、拠点を東京から地方に移す動きとして注目されそうだ。

 

7月15日付で本社の登記を食品工場があるニセコ町元町に変更。グループ会社2社も同時に移転する。今冬までに東京の社員ら20~30人をニセコに移し、食品製造・販売の「ルピシアグルマン」(ニセコ町)などと合わせ、従業員100人態勢にする。東京・渋谷の拠点も当面は維持する。(以上、北海道新聞のサイトより引用)

 

この記事にもあるとおり、元々ニセコにはルピシアの関連会社であるルピシアグルマンの本社や工場があるほか、レストランやスイーツショップ、ギャラリーなどを兼ね備えた複合施設「ヴィラ ルピシア」があります。また、グループの会長である水口博喜氏がニセコ町によるインタビューで、「東京代官山にある本社そのものもニセコ町に移してしまおうという希望を持って」いると話していました。そのためいずれはニセコに移転するだろうと予想してはいましたが、新型コロナウイルスが猛威を振るい続けている現状を踏まえると、かなり大胆な決断ですね。

 

とはいえ、本社移転の話はこれで決着というわけにはいきません。

 

北海道新聞の記事に「東京・渋谷の拠点も当面は維持」とありますが、厳密に言えばこれは代官山のことでしょう。しかし、ルピシアの本社が入居している代官山ハマダビルが来月から空くのは間違いありません。しかも、代官山ハマダビルは地上4階、地下1階建てだそうですが、8月以降空き室になるのは1~3階だけ。他のフロアについては不明です。

 

さらに、ルピシアの法人営業を担当しているルピシアトレーディングという子会社など、グループの機能の一部はセントラル代官山ビルという別の拠点に分散しています(以下の画像参照)。 こちらはオフィスが空くなどの情報は出ておらず、今後の展開がどうなるかはわかっていません(おそらく現在のままなのだろうとは思いますが)。

 

いずれにしろ、本社の登記が変更される今月15日になれば、公式で何かしらの発表があるはず。それまでは@グラン・マルシェのコンテンツを楽しみながら待ちたいと思います。

www.lupicia.com

 

【2020年7月15日追記】

予想どおり、本社移転のニュースがルピシア公式でも発表されました。

www.lupicia.com

「今後は新本店所在地を『北海道ニセコ本社』、東京の事業拠点を『東京本社』(〒150-0034 東京都渋谷区代官山町14-23 セントラル代官山)として運営してまいります」とのことで、旧本社があった代官山ハマダビルからは完全に退去したのかもしれません。

 

また、7月14日の北海道新聞には、会長の水口氏のインタビューが掲載されたそうです。

 

 

 

このインタビューによると、今後3年以内に人事、総務、経理、購買など残った本社機能もすべてニセコに移管するそうです。果たしてこれが吉と出るか、凶と出るか。今後の業績に注目したいですね。