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3年ぶりに開催されたルピシアのグラン・マルシェに行ってきた

(最終更新:2023年8月24日)

2022年11月25日(金)から27日(日)までの3日間、横浜でルピシアの「グラン・マルシェ」が3年ぶりに開催されました。今回はその様子をレポートしていきます。

 

そもそもグラン・マルシェとは?

「グラン・マルシェ」とは、ルピシアが2008年から開催してきたお茶の試飲会です。北は札幌から、南は福岡まで、全国各地を巡る形で毎年開催されてきましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年からは「@(アット)グラン・マルシェ」というオンライン形式のイベントに変わっていました。それが今回3年ぶりに対面での開催となったのです! 紅茶好き、そしてルピシアファンとしては、行かないわけにはいきません。

今回の会場となったのは、横浜のみなとみらいにあるパシフィコ横浜。発表になった直後は、「過去にも会場になったことがあるとはいえ、どうして東京ではなく横浜なのだろう?」と不思議に感じた(そして僕の自宅から遠いのを若干恨めしく思った)のですが、おそらくは、

  • 代官山(東京本社の所在地*1)や自由が丘(本店の所在地)から東急東横線一本でアクセスできるため、準備に都合がよい
  • 過去の東京会場となった、池袋のサンシャインシティ展示ホールや渋谷のヒカリエホールと比べて面積が広く*2新型コロナウイルスの感染防止対策がしやすい

という理由なのでしょう。来年(2023年)からはまた全国で開催されるそうなので、今年は来年に向けたテスト開催の意味合いもあったのかもしれません。

パシフィコ横浜の正面に看板が出ていました。

 

会場の様子をご紹介

前置きはここまでにして、いよいよ会場に入っていきましょう。……と言っても、今年の中身は過去の「グラン・マルシェ」と代わり映えしないので、写真を見ながら簡単に紹介していきます。なお、2019年の様子はこちらの記事でご紹介しています。

teaisbalmforthesoul.hatenablog.com

まずは会場の入り口で受付を済ませます。その際、お土産としてイベントのリーフレットルピシアのクッキー「ロンポワン」、そして予約特典のタオルハンカチを頂きました(写真は自宅で撮影)。

「ロンポワン」は試飲の途中で口直しに食べるのもよさそうです。

なお、タオルハンカチのデザインは2種類ありました。どちらになるかはランダムだったようです。

入ってすぐのところには、会場マップの看板がありました。まずはここで目当てのコーナーの場所を確認しておきましょう。

左上の二次元コードを読み取れば、スマートフォンでも確認できます。

会場内で最も大きなスペースを占めているのは、やはりお茶の試飲コーナーです。商品によってはアイスティーやミルクティーで提供されている場合もあります。ただ、例年よりも種類が少ない気がしました。間隔を空けて、人の密集を避けるためかもしれません。

モンブラン」や「メロンパン」など、デザートの香りの紅茶もあります。今年の新作は「カヌレ」と「チーズケーキ」でした。

地域限定商品やお茶請けのお菓子のほか、クリスマス商品のコーナーもありました。

チャイの実演やバンドの生演奏もありました。チャイを作るところはライブ配信もされていたようです。

バンドを率いるジャズピアニストの佐藤ゆかさんは、北海道・ニセコヴィラ ルピシアでも演奏されています。

さらに今回はイートインコーナーも復活しました。軽食やスイーツに加え、ルピシアニセコで製造している「羊蹄山麓ビール」も注文できます。

僕が注文したのは、「余市リンゴのミートドリア」と「菊芋スープ」、

そして「りんご&ウバ紅茶のマフィン」です。

どれも美味しかったのですが、僕は特にマフィンが好きでした。上に乗っているりんごのスライスとクランブル、そして生地に練り込まれている茶葉の食感がよいアクセントになっていました。

イートインコーナーの脇には、フォトスポットやニセコ本社の紹介もありました。

最後に集中レジで会計を済ませたら出口に到着です。お馴染みのラクダのバルーンが見送ってくれました。

以上に加え、茶器や雑貨の展示販売スペース、お買い得商品や訳あり品を集めたボンマルシェのコーナー、ルピシア グルマンの冷凍食品のブースなどもありました。

 

今回の感想(というよりルピシアへの要望)

ここからは、今回参加した上での個人的な感想です。

先ほども少し触れたとおり、今回の内容は過去のイベントの焼き直しがほとんどで、目新しさには欠けていたというのが正直な印象です。とはいえ、3年ぶりに対面形式で開催してくれただけでも御の字というところでしょう。また、ブランクが空いたせいでトラブルが起きるのではないかと少し心配だったのですが、おおむねオペレーションは上手くいっていたようです。

ただ、集中レジの待ち列の捌き方は大いに改善の余地があったと思います。下のツイートの写真2枚目からもわかるとおり、レジごとに行列を作る並列型が採用されていたうえ、レジが手前と奥に分かれていたため、どこに並べばどのレジに着くのかがわかりにくい状態になっていました。列の間隔も狭いため、人が長時間密集しやすくなっていたようにも感じます。

せっかく会場が広いので、列の捌き方はフォーク型(行列を1つにして、空いたレジから先頭のお客さんが入るようにする方式)を基本にしたほうがよいのではないかと思いました。新型コロナウイルスの収束までは、まだまだ年単位で時間がかかると思うので、次回以降の改善を期待したいところです。

 

なにはともあれ、3年ぶりのグラン・マルシェが無事に開催され、終了したのは喜ばしいこと。来年の全国各地での開催も楽しみにしたいと思います。

*1:開催当時の所在地です。現在は渋谷の五島育英会ビルに東京本社があります。

*2:サンシャインシティの展示ホールDが3,341㎡、ヒカリエホールが約2,500㎡なのに対し、パシフィコ横浜の展示ホールBは6,700㎡と、倍以上の広さがあります。