ここしばらく、やたら長い記事が続いていたので、今回は軽めです（笑）。
このブログでは、ルピシアのアイスクリーム「グラス＆ソルベ」のレビューをしています。最後に食べたのは一昨年（2022年）の「オルヅォ」のアイスクリームです。
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あれから約1年半、久しぶりに「グラス＆ソルベ」の新作が発売されました。フレーバーは「鉄観音×とろけるチョコレート」とのこと。魅力的すぎる組み合わせですね……。
今回はこの鉄観音のアイスクリームを食べたいと思いますが、せっかくなのでまずはルピシアの「鉄観音」のお茶を飲んで、どんな味なのかを確かめておきましょう。なお、アイスクリームのレビューがすぐに読みたいという方は、こちらのリンクをクリックすると、お茶の感想をスキップできます。
さて、商品説明のページによると、淹れ方の目安は熱湯150mlに対し茶葉8g、浸出時間は45秒～1分だそうですが、茶葉とお湯の量はともかく、時間は長すぎるような……。そこで今回は次の2つの抽出時間で飲み比べたいと思います。
A. 1煎目45秒、2煎目20秒（目安どおり）
B. 事前に洗茶*1をしたうえで、1煎目20秒、2煎目20秒
なお、使用する蓋碗の実容量が110mlのため、茶葉の量は6gに減らします。
それでは実際に飲んでみましょう。まずはA（45秒→20秒）の1煎目です。
口に含むと、クチナシやキンモクセイのような香りと焙煎の香ばしさを感じます。味は甘味もありますが、それ以上に酸味が強く出ています。食べ物と一緒に飲むならこれでもありだと思いますが、単体で飲むのは少しつらいかもしれません。
何だか嫌な予感がしますが、2煎目も飲んでみましょう。
2煎目になると、さらに酸味が強くなります。鉄観音特有の甘い香りもなくはないのですが、それを酸味が覆い隠してしまっています。やはりこの淹れ方では茶葉のポテンシャルを引き出しきれないようですね。せっかくの香りがもったいない……。
気を取り直して、次はBの淹れ方（洗茶→20秒→20秒）で飲んでみましょう。まずは1煎目です。
Aに比べて焙煎の香ばしさと酸味が薄れ、花のような香りと甘みが際立つようになりました。透明感もあるので、こちらのほうが美味しいと感じる人が多いのではないかと思います。
さらに2煎目も飲んでみましょう。
2煎目になっても甘い香りや味は残っていますが、やはり少し弱くなります。一方、酸味は少し増してきました。もう1～2煎は飲めると思いますが、それ以上は難しそうです。
以上を踏まえると、ルピシアの「鉄観音」は「華やかな香りや甘味はあるが、淹れ方によっては酸味が出やすい」というのが総評でしょうか。50gで1,050円という価格を考えれば、まあ妥当なところかとは思います。
お茶の味を確かめたところで、いよいよ本題のアイスクリームです。「鉄観音」の味や香りがアイスクリームでどう表現されているのでしょうか？
まずはパッケージです。今回は深い緑色ですね。
裏側には商品説明が書かれています。
蓋を開けると、アイスクリームの表面がチョコレートに覆われています。アイスクリームは見えませんが……。
スプーンで掬うと、ソースの下からアイスクリームが出てきます。ほんのり緑色を帯びているように見えます。
一口含むと、チョコレートの甘さとキャラメルナッツの香ばしさを感じた後に、鉄観音の青く華やかな香りが口の中に広がります。お茶を飲んだときに感じた酸味は一切なく、鉄観音の爽やかさとミルクやチョコレートの芳醇さが印象的です。ナッツのおかげで食感のアクセントもあり、最後まで飽きずに食べることができます。
……正直に言ってしまうと、お茶自体よりアイスクリームのほうが美味しいですね（笑）。鉄観音が好きな人はもちろん、お茶のアイスクリームが好きな方には一度食べていただきたい商品だと思います。季節限定の商品だそうなので、気になる方はお早めに試してみてはいかがでしょうか？
なお、「グラス＆ソルベ」は一部の店舗とオンラインストアで購入できますが、オンラインストアでは単品の購入ができません。しかも、オンラインストアにはアイスの種類を選べるセットがありますが、鉄観音のアイスは指定できません。したがって、鉄観音のアイスを買うには、春限定の8個セットを注文するか、対象店舗まで出向く必要がある点にはご注意ください。
