ルピシアのアイスクリーム「グラス&ソルベ」に秋の新フレーバーが出ました。今回はオルヅォ味です。届いたばかりの新商品をさっそくレビューしたいと思います。
……が、その前に、オルヅォを知らない方のために簡単に説明しておきましょう。
オルヅォとは、古代種の大麦を焙煎することで作られるイタリアの麦茶です*1。焙煎によって生まれる香ばしい風味がコーヒーに似ていることから、コーヒーに代わるカフェインフリーの飲料としても注目を集めています。
ルピシアでは昔からオルヅォの商品を扱っており、毎年夏になると水出しやミルク出しができるお茶のひとつとして、大々的に売り出しています。そして今回、ついにそのオルヅォがアイスクリームになったというわけです。確かにオルヅォはミルクとの相性がよいので、「オルヅォのアイスが不味いわけがない」と食べる前から容易に想像がつきます。
さて、能書きはここまでにして、さっそくオルヅォのアイスを食べてみましょう。まずはパッケージを見てみます。前回の「ダマスクローズ」味や「白桃ジャスミン」味のように、紙の外装が付いています。
原材料と栄養成分表示も見てみましょう。「スペキュロスミックスペースト」の「スペキュロス」とは、ベルギー発祥のスパイスクッキーのことだそうです。
外装を取り、蓋を開けると、ブラウン色のアイスクリームが見えます。その色はまさにオルヅォで作ったミルクティーそのものです。
食べてみると、香ばしい風味が口いっぱいに広がり、まるでコーヒー味のアイスを食べているときのような感覚がします。普通のオルヅォのお茶より味が濃いので、これだけでは飽きてしまいそうですが、練り込まれているスパイスクッキーがアクセントになっているおかげで、どんどん食べ進められます。コーヒーやクッキーのアイスクリームが好きな人には、ぜひ一度食べていただきたいと思います。
なお、「グラス&ソルベ」はルピシアの一部店舗とオンラインストアで購入できますが、オンラインストアはセット販売のみになり、種類の指定ができなくなりました。単品で購入したい場合は、取り扱い店舗に行かなければならないのでご注意ください。僕もオンラインで注文したので、これからしばらくはルピシアのアイスが仕事中のおやつになりそうです(苦笑)。
*1:厳密に言うと、orzoというイタリア語の単語が「大麦」という意味であり、日本で「オルヅォ」という名前で親しまれている飲料は、正式には「カッフェドルヅォ(caffè d'orzo)」と言います。