Facebookやtwitterなどの公式アカウントで大々的に発表されていないので、今日になるまで気付きませんでしたが、自由が丘にあるルピシアの本店が6月末で移転することになったそうです。と言っても、同じ自由が丘の中での移転とのことですが。
本店移転のニュースはこちらに掲載されています。
新しい店舗はすずかけ通り沿いのサブウェイの隣になるそうです。Googleのストリートビューで新しい住所を確認すると、2019年3月の時点では上島珈琲店が写っています。
また、同じ建物の中にあったティーサロンやティースタンドは5月末で閉店してしまいました。ティーサロンでは、種類豊富なお茶の中から好きなものを選んで、自分の好みに合わせて淹れてもらうことができました。また、ティースタンドは昨年7月にオープンしたばかり。1年も経たずに閉店してしまうのは勿体ない気がしますが……。新型コロナウイルスの感染リスクや経営上のリスクを考慮すると、飲食サービスをやめるのは妥当な判断なのかもしれません。
さて、これで自由が丘のルピシアは規模を縮小するのかと思いきや、そうとは言えません。実は、今までの本店と同じ建物にあったティースクールは、これまでと同じ場所で運営を続けるそうです。ティースクールはこれまでの本店の中でも1階のごく一部のスペースでしかなかったので、1階の販売スペースや2階のティーサロンをなくしてしまうと、かなりの空きができることになります。
この点を踏まえると、予想される展開としては次の3つが挙げられます。
ティースクールを拡張する
これはほぼ間違いないと言ってよいでしょう。今までのスペースは10人ほどが入れば満杯になってしまうくらい狭かったので、講座を開催すれば人が密集することは避けられませんでした。新型コロナウイルスの感染リスクを低減しつつ講座を開催するには、まず教室を広くする必要があります。
また、スペースが広くなれば教室を複数用意することも可能かもしれません。そうなれば、講座をさらに充実させる可能性もあります。
イベントスペースを作る
これまで2階のティーサロンでは、季節のお茶の試飲会などのイベントが開催されていました。このブログでも、台湾の冬摘みの烏龍茶とダージリンオータムナルの試飲会の様子を紹介したことがあります。
teaisbalmforthesoul.hatenablog.com
ただ、最近は人気が上昇し、会場が人で満杯になることもありました。これでは当然、新型コロナウイルスの感染リスクを抑えることはできません。
イベント専用のスペースを作るかどうかはわかりませんが、たとえば「普段はティースクールの教室として運用し、イベントの際はレイアウトを変更できるようにする」といったこともあり得るでしょう。
本社を移転する
ご存じでない方も多いと思いますが、ルピシアの本社は自由が丘にはありません。同じ東横線沿線の代官山にあります。
本店と本社が別の場所にあるのも不便だと思うので、今までの本店がほぼ2フロア分空くのであれば、本店と同じ自由が丘まで本社を移転するという選択肢もあり得ないとは言えません。
とはいえ荒唐無稽に思われるかもしれませんが、これには裏付けとなる情報があります。実はルピシアの本社が入居している代官山ハマダビルが今年の8月から空くそうなのです。
つまり、ルピシアの本社が今年の7月で移転するのはほぼ間違いありません。そして、これまでの本店のスペースが大幅に空くことを合わせれば、本社の移転先は自由が丘ではないか?と予想されます。
代官山ハマダビルの賃借料は3フロア合わせて300万円強。新しい本店の賃借料を考慮しても、本社を自由が丘に移転すれば、毎月200~300万円は経費を圧縮できます。また、本店やティースクールの近くに本社を移転すれば、運営の効率化も実現できます。
さて、僕の予想は的中するでしょうか? 新しい本店やティースクールはどのように変わるのか、そして本社はどこに移転するのか、今後の展開をチェックしていきたいと思います。
【2020年7月4日追記】
本社移転のニュースが出ました。詳しくはこちら。