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「午後の紅茶おいしい無糖」をリニューアル前と後で飲み比べてみた

キリンの「午後の紅茶」といえば、ミルクティーやレモンティーストレートティーに加え、「おいしい無糖」も人気を集めています。発売は2011年だったので、定番3種よりも約25年も遅く誕生したわけですが、今やすっかり新しい定番商品になりつつあります。

そんな「おいしい無糖」が今月24日にリニューアルされました。今回は新しくなった「午後の紅茶おいしい無糖」をリニューアル前と後で飲み比べます。

 

まずはリニューアル前の商品はどんな味だったのか、以前投稿したレビュー記事から僕の感想を引用しましょう。

teaisbalmforthesoul.hatenablog.com

蓋を開けてみると、やや香料っぽさを感じるものの、紅茶の香りはそこそこあります。また、飲んだ後も渋みと香りが口の中に残ります。「ダージリン20%使用」と謳っていることからも、渋みを重視したブレンドであることが伺えます。

ただ、ミルクティーやレモンティーほどではないにしろ、味自体は薄めです。「食事にも合う紅茶」というより、「食事と一緒に飲むにはよいけど単体で主役にはなれない紅茶」と表現するべきかもしれません。

「単体で主役になれない」とは我ながら容赦ない気もします(汗)が、今回のリニューアルでこれがどう変わったのでしょうか? まずはパッケージを比較してみましょう。左がリニューアル前、右がリニューアル後です。

午後の紅茶おいしい無糖リニューアル

雰囲気は大きく変わっていませんが、商品名の文字が少し大きくなったり、アイスティーの写真が加わったりしていますね。

次は中身を見てみましょう。まずは水色(すいしょく)です。先ほどと同じく右がリニューアル後です。

午後の紅茶おいしい無糖_水色比較

写真ではわかりにくいかもしれませんが、リニューアル後は色がやや明るくなったような気がします。とはいえ、わざわざ並べなければ気づかない程度の差ではあります。

続いては香りです。ペットボトルを開けた瞬間の香りは、リニューアル前のほうが強く感じました。ただ、これも水色と同じくほとんど誤差程度と言えそうです。

一方、味については大きく変わりました。リニューアル前はかなり薄味でしたが、リニューアル後は舌の裏や歯茎で感じる渋みが強くなったように思います。紅茶らしい味に近づいた一方、香料のわざとらしさも増したとも言えそうです。また、渋みが強くなったことで、以前より飲みにくく感じる人もいるかもしれません。

個人的には、多少なりとも紅茶本来の味に近づいたことは評価できると思います。前回レビューした「ミルクティー微糖」も前より紅茶らしくなりましたし、最近の「午後の紅茶」は頑張ってると言えそうです。まあ、「おいしい無糖レモン」は死ぬほどまずかったんですが

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