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ペットボトル紅茶を飲み比べてみた(14)2022年春の新商品編

今回は2022年春の新商品を中心に、ペットボトルの紅茶飲料4種を飲んでいきます。なお、いつもながら「自分で茶葉から淹れた紅茶の風味に近いか?」という点を念頭に置きながらレビューしたいと思います。

ペットボトル紅茶2022年春

 

キリン 午後の紅茶 まろやか白桃ミルクティー

午後の紅茶まろやか白桃ミルクティー

まずは「午後の紅茶」から今年の2月に発売された「まろやか白桃ミルクティー」です。パッケージにも書かれているとおり、茶葉はウバを20%使っているそうです。残りの80%はどこなんだよという疑問はいつものこと

香りは桃の印象が強めですが、かすかに紅茶の香りもあります。口に含んでみると、桃の印象はやや薄く、いかにも午後の紅茶」のミルクティーらしい甘ったるい味がします。ウバを20%使っているわりに、紅茶のキレのよさはほとんどありません。不味いわけではありませんが、やはりとにかく甘く、乳脂肪分がしつこく感じられます。カロリーも100mlあたり36kcalとかなり多めです。ほとんどデザート代わりのつもりで飲むのが正解でしょう。

ちなみに、桃の香りが強烈ですが、桃の果汁自体はまったく入っていません。それで商品名に「白桃」と入れるのはありなのでしょうか……?( ・ั﹏・ั)

 

キリン 午後の紅茶 ミルクティー 微糖

午後の紅茶ミルクティー微糖

次も「午後の紅茶」の新商品です。新商品と言っても、微糖のミルクティーは以前「ザ・マイスターズ」というシリーズで販売されていたので、リニューアルとも言えそうです。なお、そのときの僕の感想は「余計な味が目立つ」「香りが弱く、ウバっぽさが感じられない」という非常に残念なものでした。

teaisbalmforthesoul.hatenablog.com

今回の新商品については、蓋を開けるとかすかに紅茶の爽やかな香りがしますが、あまり強くはありません。実際に飲んでみると、「ザ・マイスターズ」と比べてかなり飲みやすくなったように感じました。紅茶の風味もそれなりにあります。ウバは10%しか使用していないそうですが、ウバの風味は「まろやか白桃ミルクティー」よりこちらのほうが強い気がします。ただ、やはり乳脂肪分のしつこさと香料の不自然さは気になります。

なお、カロリーは100mlあたり15kcal。微糖なのでやや控えめです。

アサヒ飲料 和紅茶 無糖ストレート

和紅茶無糖ストレート

次の「和紅茶 無糖ストレート」も4月に発売されたばかりの新商品です。最近、無糖の紅茶飲料を出すメーカーが増えていますが、アサヒ飲料もその波に乗ったということでしょうか。

開封すると、竹や笹のような香りがします。国産紅茶ならではの香りです。味は良く言えばマイルド、悪く言えば水っぽいです。渋みも甘みもコクもなく、ぼやけた味がします。それでも飲み続けていると、喉の奥に何かが引っかかるような不快な感覚がします。

率直に言ってしまうと、「味の薄さを香料で誤魔化しているのでは?」という印象を受けます。しかもその香料のわざとらしさも気になります。食の好みは人それぞれとはいえ、個人的にはあまり美味しいとは思いませんでした。Twitterで「英国かぶれの麦茶」と表現している人がいましたが、言い得て妙だと思います。

なお、無糖なので当然ながらカロリーはゼロです。

 

ハイピース たたかうマヌカハニーTEA

たたかうマヌカハニーTEA

最後は昨年10月に発売になったハイピースとカンロのコラボ商品です。最近はちみつ紅茶が地味に流行っているので、そのブームを受けて開発されたのかもしれません。

香りはマヌカハニーの印象がかなり強めですが、いざ飲んでみると不思議な清涼感のある味がします。アッサムとキームンの茶葉を使っているそうですが、紅茶というよりハーブティー杜仲茶に近い味かもしれません。また、香りがやけに甘ったるいのに、口に含むとあまり甘くないので、混乱しそうになります(笑)。カロリーも100mlあたり18kcalとやや控えめです。

 

というわけで、春の新商品を含む紅茶飲料4種を飲んでみました。やはりどれも自分で茶葉から淹れた紅茶とは程遠いものの、「午後の紅茶」の微糖ミルクティーが前より飲みやすくなったのは嬉しいですね。

ちなみに、「午後の紅茶」は「おいしい無糖」が来月5月にリニューアルされるそうです。こちらも手に入り次第、このブログに感想を上げたいと思います。

www.kirinholdings.com