同じシリーズを長く続けていると、正直だんだんネタ切れになってくるんですが（笑）、今回はちょうどよいことに今季の新商品が3つ集まりました。そこで、まだレビューしていなかった商品2つと併せて、5種類の紅茶飲料を飲み比べたいと思います。
- サントリー クラフトボス ストレートティー
- キリン 午後の紅茶 for HAPPINESS 熊本県産いちごティー
- アサヒ飲料 ファミリーマートコレクション アールグレイティー
- ポッカサッポロ かごしま知覧紅茶 無糖
- カルディコーヒーファーム 瀬戸内レモンティー
サントリー クラフトボス ストレートティー
まずは7月13日（火）に発売された「クラフトボス」の新商品です。CMの出演者がやたら豪華で驚きました（笑）。
いざ蓋を開けると、紅茶そのものの香りとアールグレイのような香料のにおいが同時に感じられるのですが、どうもその調和が取れていない印象があります。実際に飲んでみてもその印象は変わりません。ヌワラエリヤの茶葉を30％使っていることを大きく謳っているわりに、その風味もあまり感じられません。柑橘のような風味がなくはないものの、香料のせいという気もします。
これまでの「クラフトボス」の商品もそうでしたが、どうしてここまで後付けの香りを強調するのか、正直よくわかりません。香料を控えめにするだけで、紅茶本来の風味に近づき、また飲みやすくもなると思うのですが……( ･ั﹏･ั)
なお、このストレートティーは砂糖入りの商品です。カロリーは100mlあたり16kcal。無糖の「クラフトボス」が飲みたい人は、蓋が緑色になっている「クラフトボスTEA ノンシュガー」を買いましょう。
キリン 午後の紅茶 for HAPPINESS 熊本県産いちごティー
次は「午後の紅茶」から5月に発売された商品です。熊本県の復興支援のための商品で、熊本県産のいちごと紅茶を原料に使っていることをアピールしています。そのわりに熊本県産の茶葉は5％だけなので、残りの95％はどこの産地だよとツッコみたくなりますね
香りも味もいちごの甘酸っぱさが感じられ、美味しいことは美味しいです。ただ、紅茶の印象がかなり薄いので、ほとんどただのいちごジュースになっている気がします。紅茶の渋みも薄いので、わざわざ紅茶飲料にする必要はなかったのでは……というのが正直な感想です。
なお、カロリーは100ml29kcal。以前レビューした「午後の紅茶 リフレッシュオレンジティー」と並び、これまで飲み比べた商品の中でカロリーの多さは1位タイとなります。糖分の取りすぎにはご注意ください。
teaisbalmforthesoul.hatenablog.com
アサヒ飲料 ファミリーマートコレクション アールグレイティー
3つ目はファミリーマートのプライベートブランドの商品です。少し前からファミリーマートはAfternoon Teaとのコラボ商品を展開していますが、この商品もそのひとつで、今年の5月に発売されました。
香りはアールグレイのアイスティーらしくはあるのですが、味はかなり薄いです。まるで香料の水溶液を飲んでいるような感覚に陥ります。パッケージにも書かれているとおり、ウバの茶葉を40％も使っているそうですが、ウバらしい渋みもありません。どうしてこうなった……。
ポッカサッポロ かごしま知覧紅茶 無糖
気を取り直して、続いてはポッカサッポロの国産紅茶の商品です。「TOCHIとCRAFT」という国産素材を使った商品シリーズのひとつとして販売されています。
他の商品に比べると香りは穏やかですが、紅茶自体の香りはそれなりに感じられます。味も国産紅茶特有の旨味や甘みがあります。ジャワティストレートを薄くしたような味ではありますが、他の商品よりはちゃんとした紅茶の範疇にあると言ってよいのではないでしょうか。ただし、ジャワティとは異なり香料を使っているせいか、後味の悪さは残ります。むしろ無糖な分、後味の悪さが強調されてしまっているかもしれません。
カルディコーヒーファーム 瀬戸内レモンティー
最後はカルディのプライベートブランドの商品です。カルディにはわりとよく行くのですが、こんな商品があるとはつい最近まで知りませんでした……。
肝心の味は、レモンの酸味がややきついものの、紅茶の渋みやタンニンの味もそれなりに感じられます。後味も嫌なところがなく、かなり飲みやすいです。これまで飲み比べたレモンティーの中ではこれがベストではないかと思います。ちなみに、カロリーは100mlあたり20kcalです。
というわけで、今回の飲み比べは以上です。最後の瀬戸内レモンティーが個人的に当たりだったのが収穫でした。今後も新しい商品を見つけたら、随時レビューしていきます。
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